市長メッセージ

名勝小金井(サクラ)とともに未来を見つめて

小金井市長 白井 亨
小金井市長 白井 亨

 人は桜に魅了されます。
 小金井市では、春になると北部を東西に流れる玉川上水に沿って「小金井桜」が咲き誇ります。徳川吉宗の時代に植えられて以来、地域の皆様に愛され、激動の時代の中でじっと小金井を見つめてきた歴史の証人ともいえるこの桜は、大正13 年(1924 年)12 月9 日に国の名勝に指定され、今年で名勝指定100 周年を迎えます。
 観桜のため、鉄道の臨時停車場が設置されたのも同年であり、2年後に正式に武蔵小金井駅として開業しました。いわば、名勝小金井(サクラ)の桜並木があったからこそ駅ができ、小金井というまちは発展してきたのです。
 市では、名勝指定100 周年という記念すべき節目の年を、市民の皆様と一緒にお祝いするため、実行委員会が主体となって「知る!つなげる!笑顔広がる!」を合言葉に様々な事業を企画し実施してきました。100 周年を迎えることができたのは、ひとえにこれを守り、継承していこうと行動されてきた方々のご尽力の賜物です。そしてこの節目をみんなで盛り上げていこうと、実に大勢の方々にご協力いただきました。小金井市の魅力はまさにこの市民力に表されていると実感します。
 小金井桜がこれからも私たちを見守り、新たな歴史を見つめることができるよう、引き続き、桜の縁を紡いでいきます。本日、名勝指定100 周年の記念式典開催にあたり、次の100 年先の未来も桜が綺麗に咲き誇る素晴らしい世界であることを心より祈念するとともに、これまで名勝小金井(サクラ)の復活にご尽力された皆様をはじめ、本記念事業に格別のご理解・ご協力を賜りましたすべての皆様に深く感謝申し上げます。

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